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【グッドウィルハンティング】最後の手紙が示すウィルのその後の人生

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映画グッド・ウィル・ハンティングを見たけど、主人公ウィルの「その後」ってどうなったんだんだろう?

映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」は、そのタイトルが示すとおり、主人公ウィルが故郷や友人たちから旅立つシーンで幕を閉じます。

本作品をご覧になった方の中には、「ウィルのその後」が気になるという方もいるでしょう。

そこでこの記事では、映画グッド・ウィル・ハンティングより「ウィルのその後」について考察したいと思います。

考察するにあたり重要な鍵となるのは、ウィルがショーンに残した「最後の手紙」です。

※本記事は、映画「グッド・ウィル・ハンティング」のネタバレを含みますのでご注意下さい。

ネタバレなしの簡単なあらすじや、感想をご覧になりたい方は、下の記事をどうぞ。

目次

【グッドウィルハンティング】主人公はその後どうなった?

主人公のウィルは、就職先の内定を辞退し、別れた彼女スカイラーがいるカリフォルニアに向かいました。

その後、ウィルはスカイラーとよりを戻し、互いに愛を育んでいったと思われます。

なぜウィルが就職ではなく彼女を選んだのかというと、それが彼にとって「後悔しない選択」だったからです。

ウィルが残した「最後の手紙」

ウィルは物語の最後で、次の内容の手紙をショーンに残しました。

Sean─

If the professor calls about that job, just tell him:

Sorry, I had to see about a girl.

ショーンへ

先生に仕事のことを聞かれたら

“ごめんなさい 僕には彼女がいる”

と伝えて下さい

映画「グッド・ウィル・ハンティング」より

先生とは、ウィルの才能を見出した、ランボー教授のこと。

ランボー教授は彼の「天賦の才」に惚れ込んで一流企業に就職させようとしましたが、ウィルは最終的に彼女であるスカイラーを選びました。

最後の手紙の言葉は、元々ショーンのセリフだった

この手紙を読んだ時、ショーンは嬉しそうな笑みを浮かべながら「あいつめ!俺のセリフだぞ(笑)!」と口にします。

手紙にあった「僕には彼女がいる」は、ショーンがウィルに話したセリフだったからです。

ワールドシリーズより彼女を優先したショーン

ショーンも昔、女性とのデートを優先させたことがあります。

それは1975年10月21日。

その日は、野球のワールドシリーズの試合が行われる日で、ショーンは事前に徹夜してまでチケットを手に入れました。

ワールドシリーズのチケットといえば、野球ファンなら喉から手が出るほど欲しいと思う「プレミアムチケット」です。

しかし、ショーンは試合にはいかず、ある女性とバーで飲んでいたと語ります。

そして彼は、当時の友人に「僕には彼女がいるから」と、そのチケットを譲ったのです。

切符をやるよ

僕には彼女がいる

映画「グッド・ウィル・ハンティング」より

ちなみに、この女性は後にショーンの奥さんとなる人ですが、二人の馴れ初めを聞いたウィルは、「歴史的な試合より女の子を優先するなんてクレイジーだ」と笑いました。

なぜなら、その試合は、レッドソックスが土壇場で逆転ホームランを放った、野球史に残る名試合だったからです。

しかし、ショーンは「彼女を選んだことを一切後悔していない」と返しました。

後悔しない生き方

ショーンは結婚してからも、献身的に彼女に愛を注ぎ続けます。

ショーンの奥さんは若くして癌にかかってしまったのですが、2ヶ月もの間、病室でずっと彼女の手を握り見守り続けました。

そして、彼女が亡くなったあと、6年ものあいだ休職することになります。

奥さんの看病や長期に渡る休職により、ずば抜けた才能があったにも関わらず、心理学者の間で目立った功績を残せなかったショーン。

でも彼は、そんな人生に対して「誇りを持っている」と語ります。

僕は敗残者なんかじゃない

自分が選んだ誇りある道だ

失敗じゃない!

映画「グッド・ウィル・ハンティング」より

また、ウィルから「(奥さんが亡くなって)悲しむくらいなら出会わない方が良かったと思わないのか?」と聞かれたときも、「まったく後悔していない」と返しました。

だが妻との日々は

1日たりとも後悔してない

映画「グッド・ウィル・ハンティング」より

ショーンは名声や成功より、一生に一度の「愛する女性との時間」を大事にしたのです。

ウィルもショーンと同じように愛する女性を優先した

ショーンの話を聞いたウィルは、最終的に仕事ではなく、愛する女性と一緒にいることを優先しました。

理由は、ショーンと同じく、そうしないと一生後悔すると思ったからです。

たしかに、ウィルほどの才能があれば、彼を見出したランボー教授より優れた功績を残せた可能性が高かったでしょう。

しかし、ウィルにとって名声や功績は大して重要ではなく、ショーンと同じように、愛する人との時間のほうがはるかに大切だったのです。

【グッドウィルハンティング】主人公のその後についてまとめ

今回は、映画「グッド・ウィル・ハンティング」より、主人公ウィルの「その後」について書きました。

セラピーを通して、ショーンという人間の生き方に共感したウィルは、「自分に正直に生きよう」と心に誓いました。

そして彼は、生まれ育った街を離れ、愛する彼女の元へと旅立っていきました。

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