映画「オットーという男」は、オットーの家の向かにメキシコ人夫婦が引っ越してきたことをきっかけに、主人公の人生が大きく変わるストーリーです。
メキシコ人夫婦の妻であるマリソルは、パッと見た印象だと陽気でおちゃめな女性ですが、実は有名大学出身の「才女」であることが明らかになります。
ある日、オットーがマリソルの子どもの世話を頼まれたとき、壁に飾られた2枚の卒業証書を発見したのがきっかけです。
そこでこの記事では、マリソルが卒業した大学と、彼女が取得した学位について解説します。
【オットーという男】マリソルが卒業した大学はどこ?
マリソルが卒業したのは、南米コロンビアの首都ボゴダにある「ロス・アンデス大学(Universidad de los Andes)」です。
そして、ロス・アンデス大学を卒業した後、「カリフォルニア大学(University of California)」の大学院で修士号を取得しています。
ともに名門校として有名で、マリソルはとても知性と才能に溢れた女性だったんです。
ロス・アンデス大学を卒業
ロス・アンデス大学(Universidad de los Andes)は、1948年に設立された私立大学で、アメリカ合衆国の大学教育をモデルにして設立されました。
南米コロンビアの首都ボゴタにあり、2020年に発表された大学世界ランキングでは、コロンビアの中で一位を獲得するほどの名門校です(世界では234位)。
ちなみに、同校の卒業生には、歴代大統領も名を連ねています。
ロス・アンデス大学の授業は、基本的にすべてスペイン語で行われます。
そのため、授業内容を理解するためには、B1(中級)以上のスペイン語能力を備えていなければならないとされています。
ですが、メキシコ人であるマリソルは、公用語として普段からスペイン語と英語を使っており、学業では支障がなかったと思われます。
カリフォリニア大学大学院で修士号を取得
さらにマリソルは、ロス・アンデス大学を卒業した後、カリフォルニア大学の大学院に通い、修士号を取得しています。
カリフォルニア大学といえば、アメリカでも屈指の名門校で、カリフォルニア州オークランドに本部がある州立大学です。
ロサンゼルス校(UCLA)やバークレー校(UCB)をはじめ10の大学で構成され、もっとも歴史あるバークレー校は1868年創立と長い歴史を誇ります。
「オットーという男」のマリソルがどの校舎に通っていたかは定かではありませんが、簡単に卒業できる学校でないことは確かです。
【オットーという男】マリソルが取得した学位は?
マリソルが取得した学位は、次の2つです。
- ロス・アンデス大学:ラテン文学の学士
- カリフォルニア大学:ラテンアメリカ研究の修士
ちなみに「学士」とは、大学に通って単位をとり、卒業論文を提出して卒業できるともらえる称号のこと。
一方の「修士」とは、大学卒業後に大学院へ通い、修士課程を修了すると授与される学位のことです。
ラテン文学の学士
マリソルは、コロンビアの首都ボゴタにあるロス・アンデス大学を卒業し「ラテン文学の学士号」を取得しました。
マリソルの家の壁に飾れられたロス・アンデス大学の卒業証書には、スペイン語で次のように記載されています。
Licenciatura en literatura latina
これは日本語に訳すと「ラテン文学」という意味になります。
ラテンアメリカ研究の修士
マリソルはロス・アンデス大学でラテン文学の学士号を取得した後、カリフォルニア大学の大学院へ通い「ラテンアメリカ研究の修士号」を与えられます。
こちらについても、マリソルの家の壁に飾られた卒業証書に記載されています。
THE DEGNIT OF MASTER OF ARTS LATIN AMERICAN STUDIES
こちらは英語で、日本語に訳すと「ラテンアメリカ研究の修士号」となります。
映画「オットーという男」マリソルが卒業した大学と取得した学位のまとめ
今回は、映画「オットーという男」でオットーの向かいの家に引っ越してきたマリソルが卒業した大学や取得した学位について解説しました。
内容をまとめます。
- ロス・アンデス大学でラテン文学の学士号を取得
- カリフォルニア大学でラテンアメリカ研究の修士号を取得
マリソルはただの陽気でおちゃめな女性だと思っていたのですが、実はとても才能がある女性だったんですね(^^)!