この記事では、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の簡単なあらすじと、僕の感想をご紹介します。
まだ本作品をご覧になっていない方のために、できるだけネタバレしないように書いていきますのでご安心ください。
【ネタバレなし】映画グレイテストショーマンのあらすじを簡単に紹介
映画「グレイテスト・ショーマン」のあらすじを、ネタバレなしで簡単にご紹介します。
仕立て屋の息子として生まれた主人公P.T.バーナムは、幼い頃から貧乏な暮らしをしていました。
ある日、父親の手伝いでやってきた大きなお屋敷の娘チャリティと出会い、恋に落ちます。
やがて、成長した二人は結婚。
可愛い二人の娘にも恵まれましたが、バーナムの仕事が長続きしなかったせいで、苦しい生活が続いていました。
そんなとき、バーナムは少年時代に空腹の自分を助けてくれた「一人の女性」のことを思い出し、サーカスを始めることを思いつきます。
映画グレイテストショーマンの感想
近所のレンタルビデオ店で物色していたとき、ひと際きらびやかな見た目のジャケットを発見しました。
それは、映画「グレイテスト・ショーマン」のDVDでした。
ド派手な赤い衣装を身にまとったヒュー・ジャックマンが、自信満々の笑みを浮かべながらスティックを高々と上げているジャケット写真を見た瞬間、「この映画は絶対に自分を元気な気持ちにさせてくれる」と確信したのを今でも覚えています。
その期待通り、観おわった後、とても気持ちの良い高揚感に包まれました。
貧乏な生活からサーカスで一発逆転を狙うバーナム
あらすじでも書いたとおり、主人公のバーナムは、幼い頃からとても貧乏でした。
仕立て屋の息子なのに、なぜかいつも服や靴はボロボロ。
きっと、父親の商売が上手くいっていないか、金遣いが荒い父親だったのでしょう。
そのため、バーナム少年の中には「いつか絶対に成功してお金持ちになってやる」という気持ちが芽生えました。
そして、バーナムは初恋のお嬢様チャリティと結婚。
しばらく苦しい生活が続きましたが、突然「サーカスを始めよう」と思いつき、一発逆転を狙います。
圧巻の歌と踊り
本作品を観てもっとも印象的だったのが、劇中を通して繰り広げられる圧巻の歌と踊りです。
自然と心が高揚する曲から、恋心を歌った切ない曲まで、どれをとっても感動の一言。
中でも、グレイテスト・ショーマンを観たことがない人でも一度は耳にしたことがあるだろう「This Is Me」に関しては、歌を担当したキアラ・セトルの魂の歌声を聞くだけでも価値のある作品だと思います。
幸せとは何か?
僕がこの映画を観たときに感じたのは、「幸せって何だろう?」という点です。
主人公のバーナムは、幼い頃からめちゃくちゃ貧乏で、「お金があれば幸せになれる」とずっと信じて生きてきました。
そんな彼も成長し、初恋の相手と結婚して、可愛い二人の娘も誕生。
さぞ幸せかと思いきや、彼はずっと「俺は家族を全く幸せにできていない」と悩みます。
なぜなら、仕事がどれも長続きせず、相変わらずの貧乏生活だったからです。
そこでバーナムは、一念発起して商売(サーカス)を始めることを決意します。
このとき、バーナムの心の中には「商売がかならず家族を幸せにできる」という思いがありました。
しかし、そんな思いとは裏腹に、バーナムが商売に打ち込めば打ち込むほど、家族との関係がギクシャクしていきます。
「仕事と家族どっちが大事なの?」は、すでに聞き飽きた感のあるセリフですが、思いと現実の間で苦しむバーナムの姿を見て「幸せって何だろう?」と考えてしまいました。
映画グレイテストショーマンのあらすじと感想まとめ
今回は、映画「グレイテスト・ショーマン」の簡単なあらすじと、僕の感想をご紹介しました。
主人公のバーナムは、家族を幸せにすることを目的に、サーカスを始めました。
サーカスが成功すれば、大金が稼げて、家族を幸せにできると心から信じていたからです。
しかし、ベタな言い方をしてしまえば、お金持ちになれば幸せになれるとは限りません。
お金をいくら稼いでも、人間の欲求にはキリがないからです。
そして、お金で解決できるものがなくなってくると、やがて「別の欲求」が芽生えてきます。
実際に、最初はお金目的だったバーナムも「別の欲求」に支配され、やがて破滅への道を進んでいくのですが…。
これ以上書くとネタバレになってしまうので、続きはぜひ映画で確認してみてください。