ヒュー・ジャックマン主演の映画「グレイテスト・ショーマン」で、少年時代の主人公バーナムに、フードをかぶった女性がりんごを渡したシーンがあります。
本作品をご覧になった方の中には
バーナムにりんごを渡した人って誰?
と疑問に感じた方もいるでしょう。
そこでこの記事では、少年期のバーナムにりんごを渡した人物について考察します。
※なお、本記事は映画「グレイテスト・ショーマン」のネタバレを含んでいますのでご注意下さい。
なお、ネタバレなしのあらすじや感想を先に知りたい方は、下の記事をどうぞ。
【グレイテストショーマン】バーナムにりんごを渡した人物は誰?
映画「グレイテスト・ショーマン」にて、少年期のバーナムにりんごを渡したのは、通りすがりの当時「フリークス(奇形)」と呼ばれた人です。
彼らは、まわりの住民からつねに奇異の目で見られ、辛い思いをしながら生活をしていました。
そんな境遇にありながらも、当時食べるものがなく困っていた少年バーナムにりんごを手渡し、優しく手を差し伸べてくれたんです。
盗人をしながら食いつないでいたバーナム少年
少年時代のバーナムは、もともと裕福な家庭環境ではありませんでしたが、父が他界すると、日々食べるものにも困るようになってしまいました。
まだ少年でお金を稼ぐ手段のない彼は、食料を盗むなどしながら、何とか食いつないでいました。
ある日のこと、いつものように露店のパン屋で盗みをはたらいたところ、店主に捕まり、パンを取り上げられてしまいます。
食べるものを失い、路上で呆然と座っていたバーナム。
そこへ、フードをかぶった一人の女性が現れ、バーナムに「一つのりんご」を差し出してくれました。
この後もバーナムは、路上に捨てられた新聞を売るなどしながらその日暮らしの生活を行いますが、彼の将来は「女性に貰ったりんご」によって大きく動くことになります。
りんごを見て奇策を思いつくバーナム
成人となったバーナムは、ある富豪の娘と結婚し、二人の子供に恵まれます。
しかし、仕事をクビになるなど彼の生活は相変わらず苦しく、銀行の融資を元に運営をはじめた「バーナム博物館」も、チケットがほとんど売れません。
このままだと銀行への返済はおろか、毎日の食べるものすら危ういと思われたある日、娘の一言によって状況が変わり始めます。
博物館は死んだものばかりよ
うん 生きているものを置かなきゃ
何か奇抜なものを
映画「グレイテスト・ショーマン」より
娘のこの一言を聞いたバーナムは、たまたま彼の机の上にあったりんごを見て、「少年時代にりんごを渡してくれた女性」のことを思い出します。
そして、彼は「りんごを渡してくれた女性」と同じような人たちを集めて「見世物小屋」を始めようという奇策を思いついたのです。
「ユニーク」な人たちを集めた見世物小屋で大成功を収める
バーナムは、街中に「ユニークな人募集」と書いたチラシを貼り、見世物小屋の出演者を探し始めました。
ヒゲの生えた女性、体重が240kgもある人、身長が2m以上もある人などを集めてはじめたショーは、連日大盛況。
当時「フリークス」と呼ばれ、人の目から隠れるようにしながら暮らしていた彼らでしたが、バーナムが始めたショーによって生き甲斐を見いだすようになっていきました。
ちなみに、少年時代のバーナムにりんごを渡した女性は、ショーには出ていません。
りんごを渡した女性のおかげでバーナムの未来は明るくなった
幼い頃に両親を亡くし、暗く辛い生活を送ってきたバーナム。
しかし、当時の彼にりんごを渡してくれた女性のおかげで、将来の彼の未来は明るいものになります。
また、バーナム自身のみならず、ショーに出演したメンバーたちの生き甲斐を見出すことにも成功しました。
個人の勝手な解釈ですが、女性から渡されたりんごには「力強く生きなさい」というメッセージが込められていたのだと思います。
【グレイテストショーマン】バーナムにりんごを渡した人物のまとめ
今回は、映画「グレイテスト・ショーマン」に登場した、少年時代のバーナムにりんごを渡した女性は誰?について書きました。
貧しく苦しい生活を送っていたバーナム少年でしたが、通りすがりの女性がそっと渡してくれた1つのりんごのおかげで、彼の人生は大きく好転することになりました。
自分自身がつらい思いをしていながらも、他人を思いやれる優しい気持ちに、とても心が温まるシーンでした。