貨物機が墜落し無人島に打ち上げられたチャックは、サバイバルに役立つもの探して海岸に打ち上げられた荷物を次々と開封します。
でも「天使の羽根が書かれた荷物」だけは、最後まで開けようとはしませんでしたよね。
そのため、この映画を観た方のなかには、次のような疑問を感じた方も多いと思います。
- 「天使の羽根が書かれた荷物」だけ最後まで開封しなかった理由とは？
- 天使の羽根には、一体どんな意味があった？
- 最後の荷物を送り主に届けた理由は？
- 最後の荷物の中身は結局何だったの？
本記事では、このような疑問にお答えします。
なお、この記事は映画「キャストアウェイ」のネタバレを含みますのでご注意ください。
【キャストアウェイ】天使の羽根が書かれた荷物を最後まで開けなかった理由とは？
キャストアウェイ☆3.6
— もしゃお🐰 (@syumi_syumilove) January 8, 2024
有名だけど見てなかったシリーズ
めっちゃよかった〜
羽根荷物開けなかったのにも意味があるのかぁ
こう言う終わり方ほんと好き。続く的な？ pic.twitter.com/Af5rHpV0Qp
主人公チャックが、天使の羽根が書かれた荷物を最後まで開けようとしなかったのは、天使の羽根に希望を見出していたからだと思われます。
「天使の羽根は、無人島から脱出するための翼」
このように考えた彼は、最後まで天使の羽根が書かれた荷物を大切に保管することで「無人島から脱出する希望」を見出していたのだと思います。
天使の羽根＝無人島から脱出するための翼
天使の羽根が書かれた「最後の荷物」の中には、もしかすると食料品やサバイバルに役立つ道具が入っていたかもしれません。
だけど、あえてチャックがそうしなかったのは、天使の羽根に「脱出の希望」を感じていたのが最大の理由だと僕は思います。
不幸にも乗っていた貨物機が墜落し、無人島に打ち上げられてしまったチャック。
彼はどうにか島から脱出しようと、様々な試行錯誤を繰り返します。
- 砂浜に「HELP」と書く
- 遠くの船に向かってライトを点滅させる
- 救命用ゴムボートで脱出を試みる
しかし、努力むなしく、どれも失敗に終わります。
このときチャックは、もしかすると「自分に鳥のような羽根（翼）があれば簡単に脱出できるのに…」と考えたのかもしれません。
心のどこかでそう思っていた彼は、島の捜索中に発見した天使の羽根の荷物に「希望」を感じ、最後まで荷物を開けようとしなかったのです。
イカダの帆にも天使の羽根を書いた
チャックが天使の羽根に脱出の希望を見出していた根拠があります。
それは、イカダの帆に「天使の羽根」を書いたことです。
無人島に漂着してから4年がたったある日、「トライマーク社ベイカーズフィールド」と書かれた仮設トイレの板が流れ着きます。
「もしかして、この板はイカダの帆に使えるのでは？」
こう考えたチャックは、木と仮設トイレの板を使い、イカダを作成します。
このとき、チャックは荷物に書かれたものと全く同じデザインの「天使の羽根」を帆に書いていましたね。
おそらく彼は、偶然手にした帆を「島から脱出する翼」に見立てるため、天使の羽根を書いたのだと思われます。
【キャストアウェイ】最後の荷物を届けた理由
📦日本ではヤマトと佐川以外は聞きなれないけど「FedEx」といえば映画『キャストアウェイ』で主人公（トムハンクス）が勤めていた会社ですね🏐 pic.twitter.com/zKmEwB4bbe
— 中村佑介★ｺﾝﾊﾞｰｽｺﾗﾎﾞ (@kazekissa) July 17, 2023
チャックが物語の最後で天使の羽根が書かれた荷物を届けたのは、命を救ってくれたお礼を言うためでした。
命を救ってくれたお礼を言うため
無人島から脱出し無事に貨物船に救助されたチャックは、天使の羽根が書かれた荷物を送り主の元へと返却しに向かいました。
たぶんチャックは、自分のことを助けてくれた「荷物」のお礼を言いたかったのだと思います。
その証拠に、天使の羽根が書かれた荷物の持ち主へは、次のように書いた置き手紙を残しています。
This package saved my Life.
Thank you.
Chuck Noland
（この荷物で僕は救われました。ありがとう。チャック・ノーランド）
映画「キャストアウェイ」より
チャックの車には、天使の羽根が書いた荷物の他に、新品のウィルソン製バレーボールもあったので、おそらくバレーボールの送り主の元へもお礼を言いに向かったのでしょう。
最後の荷物の中身は？
天使の羽根が書かれた最後の荷物の中身は、おそらくベッティーナがお客さん用に送った商品か、もしくは仕事の書類か何かだと思われます。
チャックが最後まで開けなかった荷物の中身は映画では明らかになりませんでしたが、彼にとって重要だったのは箱の中身ではなく、外側にあった天使の羽根の絵でした。
もしかすると、サバイバルに役立つアイテムが入っていたかもしれませんが、箱を開けていたらチャックの運命も変わっていたかもしれませんね。
まとめ
今回は、映画キャストアウェイの「最後の荷物」と「天使の羽根」について考察しました。
内容をまとめます。
- チャックにとって天使の羽根は「脱出のための翼」
- 最後の荷物を開けなかったのは、天使の羽根を「脱出の希望」と考えていたから
チャックは、天使の羽根が書かれた荷物を開封せず大事に保管したおかげで、最後まで希望を捨てることなく生き抜くことができました。
チャックにﾄｯﾃ天使の羽根の荷物は、バレーボールの「ウィルソン」と同様にかけがえのない存在だったのかもしれませんね。