映画「きっとうまくいく」ランチョーの正体【なぜ偽名を使った?】

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製作国であるインドのみならず、世界的に大ヒットとなった映画「きっと、うまくいく」。

物語のキーとなる登場人物「ランチョー」について、次の疑問を感じている方もいるでしょう。

読者の疑問
  • ランチョーの正体は誰?
  • なぜランチョーは偽名を使って学校に通ったの?

この記事では、上記の疑問について解説したいと思います。

※この記事は映画「きっと、うまくいく」のネタバレをを含みますのでご注意ください。

映画「きっと、うまくいく」をお得に視聴する方法を知りたい方は、下の記事をご覧ください。

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目次

【きっとうまくいく】ランチョーの正体

ランチョーの正体は、本名フンスク・ワングルという名の大発明家です。
幼い頃は、庭師の息子として、富豪の屋敷でお手伝いをしていました。

400以上の特許を持つ超有名な発明家

ランチョーの正体であるフンスク・ワングルは、400以上の特許を持つと言われる、とても有名な発明家です。

彼はICE工科大学(Imperial College of Engineering)を卒業後、さまざまな発明を世に送り出し、莫大な富を築き上げます。

そしてフンスク(ランチョー)は、発明で得た資金をもとに、子どもたちが楽しく科学を学べる学校の運営をはじめます。

インドの教育制度を変えるための学校を創設

なぜ彼が学校の運営をはじめたかというと、インドにはびこる「悪しき教育制度」を見直したいと考えていたからです。

当時のインドでは、学生は「優か劣か」の二択で振り分けられ、優に属さないと就職はおろか今後の生活さえもままならなくなる状態でした。

そのため、親が子に過度なプレッシャーを与えたり、子を興味がない道へ無理やり進めようとしたりなどの行為が横行。親の期待に応えられなかった生徒の中には、自ら命を絶ってしまう者も現れるという、悲しい出来事が頻発していました。

ICE工科大学でそのような事態を目の当たりにしたフンスクは、大好きな科学を使って富を築き、子どもたちが楽しく自由に学べる学校を作ろうと決意したのです。

ちなみにフンスクは、当時のICEの教育姿勢について「カースト制度のようだ」と例えていました。

優は王様、可は奴隷

まるでカースト制度だ

映画「きっと、うまくいく」より

幼い頃は庭師の息子として富豪の屋敷で手伝いをしていた

もともとフンスクは、富豪の屋敷に出入りしていた庭師の息子で、雑用係としてお手伝いをしていました。

この事実は、この屋敷に住む富豪の息子である「本物のランチョー」によって明らかにされます。

彼は庭師の息子だ

皆”チビ”と呼んでいた

両親を亡くしパパが引き取った

家の使用人として

食事の準備とか様々な雑用をしていた

映画「きっと、うまくいく」より

ちなみに、なぜフンスクが富豪の息子である「ランチョー」の名前を使ってICE工科大学に通っていたについては、この後で詳しく書きたいと思います。

発明の才能を持っていた

フンスクは、生まれつき発明の才能を持っていました。

「才能を持っていた」というより、フンスクの言葉を借りれば「発明に情熱を持っていた」という表現の方が正しいかもしれません。

いずれにせよ、彼はとにかく発明が大好きでしょうがない青年でした。

映画の中でも、彼は常にポケットの中にドライバーを忍ばせ、機械を見つけては分解をしてしまうというエピソードが紹介されていましたよね。

ちなみにフンスクは、親友に向かって「誰かに決められた道ではなく、自分が情熱を傾けられる道に進むべき」と助言しています。

わかるか?

僕がなぜ一番か

機械が好きだからだ

工学が僕の情熱なんだ

お前の情熱は?

映画「きっと、うまくいく」より
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【きっとうまくいく】なぜランチョーは偽名を使ったのか?

なぜランチョーが偽名を使ったのかというと、本物のランチョーの代わりにICE工科大学の学位を取得するためでした。

本物のランチョーは富豪の息子

本物のランチョーは、インドの避暑地「シムラ」という町の富豪の息子です。

本物のランチョーはあまり勉強が得意でなく、当時屋敷のお手伝いとして働いていたフンスクの才能に目を付け、代わりに学校に通わせたのです。

勉強が好きなやつで

私のお古の制服を着て学校へ

好きな授業に潜り込んでた

私はそれに目をつけ

宿題や試験を肩代わりさせていた

映画「きっと、うまくいく」より

なお、ランチョーの替え玉は、途中でバレてしまいます。

しかし、学校にも多大な影響力を持っていた父親により事実はねじ伏せられ、このままフンスクがランチョーの替え玉としてICEの学位を取得することとなります。

本物のランチョーもインドの教育制度の犠牲者だった?

本物のランチョーも、実はインドの教育制度の犠牲者だったのかもしれません。

なぜなら、ICE工科大学の学位を取得しエンジニアに進む道を決めたのは、他ならぬ彼の父親だったからです。

先述のとおり、本物のランチョーは、あまり勉強が得意ではありませんでした。

しかし彼の父親は、家の名を汚すことがないよう、息子に名門校の学位を取得するよう強制したのです。

本作品の中で、すすんでフンスクを「替え玉」として利用していた本物のランチョーですが、もしかすると他に進みたかった道があったのかもしれません。

「きっとうまくいく」ランチョーの正体と、なぜ偽名を使ったのか?まとめ

今回は、映画「きっと、うまくいく」に登場するランチョーの正体と、なぜ彼が偽名を使ったのかについて書きました。

内容をまとめます。

本記事のまとめ
  • ランチョーの正体は、発明家フンスク・ワングル
  • 本物のランチョーはフンスクを替え玉にしてICEに通わせた

「ランチョー」の名前でICEを首席で卒業したフンスク。

有名大学の学位がなくても大成功を収めた彼は、今後の子どもたちにとって、大きな見本となる存在になったことは間違いありません。

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